((( Diary - Rom )))

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2002-02-15 大きくなれよ〜

録音まで終ってたがボツ。関係者方々が代わる代わる謝りの電話をくれ恐縮。最後の最後、エラーイ人がテルミンの音、お気に召さなかったらしい。力不足、知名度、イメージ、茶室、色々と仕方ないです。

琴に変更された音が流れるたび、私の頭の中で、大男が「大きくなれよ〜」と言う。子供の頃に流れてた、お湯で温めるハンバーグのCMが頭を巡るんです。
---森の中にキコリの家があり、外国の小さな男の子と女の子が、木より大きな大男に「大きくなれよ〜」と言われ、ハンバーグを作ってもらう。---
そんなCM。あの森と家が大好きで、低い声で説得力があって、ハンバーグ嫌いだったけど、大きくなれるかなって食べた記憶がある。懐しや。

今回は結果以前に、現場で素敵な方々に知り合えたから満足してるんです。
残念でしたが、それは、もっと大きくなれよって事だと思う。頑張るぞ。

2002-02-14 ハラダさんと

オンド・マルトノ奏者のハラダタカシさんと初めてお会いする。雪さんからハラダさんのお話しはいつも聞いていましたが、実物はなおさら素晴らしく憧れる方でした。ああ、日本語がヘタクソで、上手く日記に伝わらない。

珍しい楽器だからでなく、音楽を聴いてほしい!そのためへの全力投球。そして楽器の大切さ、奏でるための心、心遣い、数分のお話しの中にも名言だらけ。

ハラダさんは、自分の楽器を一瞬でも誰かが触ったか、触ってないか、分かるほど、日々調節をしてるらしい。もちろん、他の人には滅多な事がないかぎり触らせない。バイオリンの方だってそうでしょう。
テルミンは、触らないから…と思いつつ、体験コーナーもやってきたけど、やはり慣れてない人はアンテナをグイッと押しつけたりするし、色々と気がきではないのは確か。特にテルーネさんはね。例えテレビであっても、そういう所は、ハッキリ言った方がイイ、楽器は大切でしょ!とハラダさんに助けて頂く。
若いとか関係なく、奏者として、どこは押すべきか、どこは合わせるべきか、教えられた気がします。

こんな機会が与えられるなんて感謝です。(家じゃ見れないけど)スカイパーフェクトTV打合せ。共演させてもらえるのです。

2002-02-13 第1回チアキテル

チアキテルチアキテルチアキテル第1回です。
「チアキテル」と書いて「挑戦」と読みます。(フリガナが漢字)

千晶さんと組めるという嬉しさで本当にここまできちゃいました。当日です。挑戦です。
我慢強く見守って下さった皆様、有難うございました。自らが楽しかったのは言うまでもなく脱脱。

千晶さんは、始めて2ヶ月であれだけの演奏、水星のごとくの成長ぶり。
私は、引っ張ってあげるどころか、ただのヘタクソでした。隠れたい程。初めて見た方はさぞ驚いた事でしょう。
でも第1回、何をどう言われようとも、一歩を踏み出して良かったと満足してる自分がいます。とにかく諦めずに妥協せずにブチあたったから。テルミン2台だけで小道具付きなんて、テロップを出せるとしたら「良い子は真似しちゃいけません」って感じ。テルミンの必修:精神訓練には絶対なってる。
そしてチアキトーク爆発。第1回を共にして下さった方々だし、えーい話しちゃえって、名前や今までの事等、色々答えてみましたが、あんなにMCしたの初めてぞ。MC途中酸素不足で頭痛、そこまで話すか私。千晶さんと話してると、ついつい普段の和みモードになってしまう。ソロのライヴでもMCの時だけ、千晶さんに出てきてもらいたいくらい。でも話すぎましたな。次はもっと曲で勝負したいです。がんばるです。
3月のソロへの意気込みもさらに高まった日でした。

2002-02-09 大阪へ

東北新幹線の逆は、東南新幹線にしてほしい。とまあ、東京駅で迷いつつも、新幹線は無事出発。しかし、私の指定席19番が無い。どう確認しても10番まで。仕方なく大荷物で入口に立ちつくす。新幹線に1Fと2Fがあるとは、知らなかった。

新大阪、初大阪。地下鉄の駅でいきなり巨大なカエル君「かえーるボックス」ごみ箱にご挨拶。後ろ髪ひかれながら、まずは会場へ。
音の名匠展
数百万の楽器が沢山並び、輝かしい空間の中、珍妙なテルミンがどこからか聴こえる。誰でも体験出きるようになってた。いいですね〜。おっと800万円のフルートはダイヤ入りヨ。

いざ準備。あれ?まだ準備中なんですが、席をとるためでしょうか、振り向けば満席。ありがたいが、公開リハ所じゃない。全てをお見せしますコーナーか。初めての空間で、さっと音を作れるようになりたいぞー、汗汗。リハ時間はなく、音バランスだけとって、本番。これぞ修業。

前列で伯父様がニコニコして見てくれ、くいつくような勢いで見てくれる女の子、頷きながら聴いてくれる人たち等。普段のライヴよりお客様の表情が見え、ウキウキしてきました。一人で演奏って事忘れる程、思いっきり演奏してみました。とはいえ、修業の場は甘くなかった。
「つられちゃいかーん」修業その1。ノイズで驚いてしまった。アンプの調節と出力のバランスチェックは念入りに。悔しい。
その2。デパートのアナウンス「ピンポンパンポーン」と曲が不況和音に聴こえる。
その3。フルートが入ってるオケの時、本物フルート試奏がなんとも美しい音で聴こえてきた。危険すぎ。
その4。「なんで音が出てるのー」と子供が叫んで、笑ってしまった。
各音を聴き分けようとしているこんな時って、本当に耳が大きくなってるのではないかと思う。ダンボ・ロム。
自分の確認不足、力の配分も含め、色々勉強になった。

フレンズオブテルミンのベテランさん達ともお話ししましたヨ。ただでさえチビな私がこれ以上小さくなってどうするハハハ。でもテルミン話しで花さかせました。大阪はテルミン発表会もあるそうな。組織的にしっかりしていました。始めてみたい方も安心な環境なり。頑張って下さい。
他にも色々な方とお話ししました。皆、それぞれのテルミンへ対する気持が伝わってきて、またまた刺激を沢山貰ってきました。がんばるぞい。

終ったー。昼ヌキ緊張してた俺。ゴハンゴハン。初めての大阪「お好み焼きとグリコと食いだおれ人形をおさえたい」と言ったら笑われた。モリダイラさんとムラマツフルートさんと夜の大阪へくりだす。ネオンの看板は思ってたよりデカくて嬉し。若者が多いのー、渋谷みたい。さっさと脇道へ逃げる。お好み焼きでカンパイ。大阪はおさえたぜ、なんちって。大々満足。

普段、奏者と話す事が多いのですが、今回は、楽器を作ったり、売る方たちと沢山お話しできた。まるで子供のように、愛情をいっぱい注いだ楽器への思い、そして奏者をささえてるという自信、職人魂を聞いて鳥肌でした。その魂をそれぞれの奏者がどう奏でるか。音楽のために、どんな小さな事でも、全てに心を配って奏でる心、大切に。
ゲームやパソコンで楽器をやる子供が減ってきてるそうです。こういう機会で、少しでも体験できる事を祈ります。

2002-02-08

髪の毛がアンテナ
きたろう
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