((( Diary - Rom )))

あと数ヶ月で20年目だった。ついに喜多次とのお別れ。
老衰だし、年齢的に覚悟はしていたつもりだが、急な事だった。

帰っても玄関にいない、洗面所に水のみにこない、布団にのってこない、窓あける時もいない、
ドアをぴったり閉めないようにあけておくクセは直らないけど、喜多次はいない。
そしてmoog musicのディレイが届く。今年は悲しい別れが多いと身に染みる。

動物との別れが辛いから、飼わないという話を聞いたことがある。
私ももう飼わないって思った。
でも色々想い出がでてきて、もし飼わなかったら、喜多次に会えなかったのか。この20年の想い出は作れなかったのか。一緒の楽しい時間に比べれば、この悲しみは受けるべきなのかも。
と少し思えてきた。

ＣＭ録音。昔のハリウッドの恐い感じで。はい、ずいぶん恐くできました。
ＣＭって映像に合わせて１小節だけ５拍だったり不思議な尺なのに、今回は自然な音楽と思ったら、まだ映像がなく、音楽優先だそうだ。へーそんな事もあるのかー。でも却下されやすい気も。。。
夜は某事務所さんと打ち合わせ。普段持ってない衣装を頂く。ロムちゃん改造計画なるか。

耳の聞こえない子供達の前で初めて演奏した。青山さんのホーメイ＆ディジュ。夏秋さんのジャンベ。我ながらイイ人選。というか二人のおかげで、ずいぶん盛り上がった。

タイコと違って、テルミンなんて振動もないし、どうしようかと思ったが、スピーカーに耳をつけていた。あと左手のボリュームアンテナの上下の動きが面白いようで、一生懸命真似していた。強弱やリズムをとる一番大切な左手に興味を示す辺り、わかってらっしゃるー。
養護学校の子供達の笑顔にも救われる。あのタフさと正直さと一途さはすごい。
次はもっと一緒に体感できる物を考えよー、１つ１つ経験なり。
余談ですが、バリアフリーでとっても楽器運びが楽だったな。

9/9　テルミン教室スタート前に、やの雪さんと久々にお話して、色々元気つけてもらった。
私がテルミン始めた頃、雪さんはまだ教えない方だったから、ほぼおっかけおしかけ状態で、色々見せてもらいながら教わった。悩んだ時は、いつもパワーをくれるのだ。
難しい言葉や形より、音楽って、出音や表現を大切にしないと。
モーグ博士のお別れの連絡後も、今後についてなど沢山話した。雪さんも元気そうで嬉しかった。
そして雪さんの友、ムットーニさんの個展があると聞いて見てきた。ああ、はっきりとした世界、芯で繋がっている意味がわかった。こんな風に、ストレートに表現できる日が来ますように。

9/13 自分へのご褒美。EtherwaveProやっと購入！

12月用のリハがてらピアニストのシモシュ家へ。ピアノとテルミンのエチュード、難し。
人の曲や、別の楽器用の曲を合わせると、テルミンでは難しいって所が沢山でてくる。簡単なパターンなのに、やった事もない技が必要だった。普段自分でできそうな物や、いかに慣れで弾いていたかが分かる。苦手な所を練習しなきゃなのに、苦手とすら気付いてないフレーズ発見でした。
20分かかって１杯という贅沢コーヒーを頂く。美味しいコーヒー豆はそのまま食べても美味しかった。